2014年7月18日金曜日

自分を大切にすることってどういうこと?

昨日のことになりますが、医学概論の中の一つの枠として助産学の講義に千葉医療福祉専門学校へいってきました。今年で4回目になります。理学療法士や作業療法士を目指す学生さんたちがいます。18歳や19歳の人たちが主にいる1年生を対象にした講義でした。
毎年、いのちのはじまりから妊娠経過とそれに伴う身体の変化、分娩の経過などをつたえて、お産の映像を見てもらっています。すごく奇跡的なことを繰り返した結果、今ここでいっしょに勉強ができているということ、当たり前に思えているけれど、とてもすごいことなどと伝えてきました。今回は、そこからもう少し踏み込んで考えてもらうことにしました。

「自分を大切にすることってどういうこと?」

今のわたしが考える、自分を大切にすることと学生さんたちが考える自分を大切にすることに違いはあるのかな?どんな考えを持っているのか知りたい!学生さんたちぐらいの歳のころのわたしは看護学生で、学校では「いのちとは?」「人とは?」という問いかけに必死になって考えて、日々の生活や実習の中で向き合っていました。でも「自分を大切にすることってどういうこと?」については向き合った記憶がないと思いました。
ただ自分の思い通りにわがままになるのとは違う。もっと大きな次元のことだと思うし、このことについて少しでも意識を向けてみるの向けないのとでは、何らかの違いが出てくるのではないのかなと思いました。このわたしの思いつきと、問いかけたいと思った理由を伝えて、考えてもらいました。

この突然の問いかけに対して、いろいろな答えをもらいました。
「生きていることに感謝して生きること」「自分のやりたいと思うことを大切にしてやっていくこと」「前向きに生きること」「自分を受け入れていくこと」など

聞いていてうれしくなる言葉がたくさんでした。
答えはあるようでないこと思います。そしてそれぞれこれからまたいろんな経験をしていって、答えも変化していくと思います。それでいいんだと思います。
今のわたし自身が考える「自分を大切にすること」についても伝えました。わたしは、自分自身を受け入れて、認めていくこと。そして自分のまわりにいる人たちとの関わりやつながりを大切にしていくことも、お互いを磨きあい、高めあっていくことになると思うので、「自分を大切にすること」になっていくのではないかと思います。

講義を振り返っての感想を書いてもらいました。
学生さんたちにとって、それぞれきっかけになったところもあったり、気づきもあったようでよかったと思います。その芽が、どんどんいい方向に大きくなっていきますように。
わたし自身もまたいいきっかけをもらった一日になりました。
学生さんたち、どうもありがとうございました。







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